ナマステに込められた深い意味とは?
今、どんな夜をお過ごしでしょうか?
今日という一日が
喜びに満ちていたかもしれない
悲しいことがあったかもしれない
どんな気持ちだった日でも
今日という日を無事に終えられたことに
まずは「感謝」の気持ちを伝えたいものです。
感謝という言葉を聴くと
ヨガのクラスの後の【ナマステ】という
言葉について考えることがあるのです。
今日はそんな意味について
お話をさせてください。
ヒンディー語であるナマステは
インドだけではなくネパールでも使われています。
一般的には挨拶として使いますが
「有難う」として使うことも。
ナマステとは「NAMASTE」
「NAMAS」「TE」の二語が合わさっている言葉
「NAMAS」:敬う・礼拝する・身を任せる
「TE」:あなたに存在する内なる光
(人が持つ本来の輝き)
「あなたの内なる光に敬意を表します」
そんな意味を持つのです。
ここで、質問です。
わたしとあなたという存在に
違いはあると思いますか?
身につけているもの、肩書き、経歴
あらゆるものを全て取り払ったとしたら
何が残るでしょう?
その時のあなたは「何者」でしょうか?
これがヨガの真髄です。
あなたとわたしは純粋な存在
違いは無いのです。
大人になるにつれて
あらゆる価値観を身につけますが
生まれた瞬間、あなたとわたしに差異はない。
大人になった今もそうであるはず。
けれど、表面的な価値を基準として
相手と自分に壁を作ってしまうのです。
「こうあってほしい」と願うばかりに。
人間を純粋な魂として観たとしたならば
「あなたは、わたしであり、わたしは、あなたであること」
そこになんの差異も無いのです。
「NAMASTE」
そう相手に伝えると同時に
「あなたを通して、わたしの光に気付けました」
そんな深い意味を持つのです。
あなたの中に光があるから
相手に対する「感謝」が生まれる。
相手が素晴らしかっただけではありません。
いつだってあなた自身の内側に
美しさが備わっていることを
忘れないでいてあげてください。
だから、今日もまずは自分に大きなハグを。
あなたは日々頑張っています。
今日もお疲れさま。